Q:高島忠夫さんと石川アナの掛け合いによる電飾を使ったルート紹介の曲って、何でしょね?
 
(1998年頃発見)
(2021年9月30日 再掲載)
 
 
 
 ウルトラクイズの放送において「スタジオパートが好き」という方がいらっしゃると思います。ウルトラクイズの醍醐味の1つとして、今は高島忠夫さんと石川牧子アナウンサーによる総合司会による掛け合いが良かったと思います。スタジオパートの収録に参加された方によれば、番組放送と同じように1週分ずつスタジオでも収録して、最後の週の収録は、アメリカ本土に残った挑戦者の皆様を中心にスタジオへ来て頂くようにお願いして、収録後は同窓会みたいなものを開催していたようですね。

 ちょっと前置きが長くなりましたが、高島忠夫さんと石川アナの掛け合いによる電飾を使ったルート紹介の曲は、サルソウル・オーケストラの「マジック・バード・オブ・ファイア」という曲です。曲名にもある「バード・オブ・ファイア」つまり火の鳥、そうなんです!ストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽「火の鳥」を主題にしたソウル・ミュージックなんですよね。

 私もオーケストラの火の鳥は聞いた事ありますので分かりますが、言われてみれば、組曲の中の「序奏」「カスチェイ王の凶悪な踊り」「終曲」の部分が使われているのが分かり、これはストラヴィンスキーもビックリではないかと思います。

 余談ですが、マハヴィシュヌ・オーケストラの「バード・オブ・ファイア」という曲があるのですが、こちらはどんな感じなんでしょうね。名前だけに気になってます。

 
音源情報
「Magic Journey」 SZS-5515
(Salsoul Records・海外盤レコード)
〔1977年〕
 
 
音源探しの思い出話など

 この曲の情報に関しては、「クイズ王の本」で紹介されていましたから、あとは音盤を探すだけでした。

 演奏者が「オーケストラ」とありましたから、最初はクラッシック音楽かと思って探しはじめたのですが中々見当たらない。機内400問の音盤探しも同じでしたが、中古レコードを探すには、まず「ジャンルが分からないとダメ」という事でした。

 確か、このアルバムを探している頃には、中古レコード屋を何軒も歩き回っていましたし、「レコードマップ」という全国の中古レコード屋さんが紹介されている本を持っていましたから、ある程度のコツは掴めていました。本来なら店員さんに聞くのが一番なんでしょうけど、ちょっと恥ずかしくて、自力で探し続けていました。

 忘れもしませんが、名古屋のバナナレコード四谷店に行った時の事です。相変わらずクラシック音楽を中心に探していたのですが、当然に見つからず、お店を出ようと思った時、「ダンスクラシック」というジャンルコーナーが視界に入りました。

 「ダンス?」「クラシック?」と興味を持ちながら中古レコードを探していると、なんと!「サルソウル・オーケストラ」のレコードが売られているではありませんか!「これがサルソウル・オーケストラか!」と興奮してみたものの、そのアルバムには「マジック・バード・オブ・ファイア」は収録されていませんでした。

 興奮がちょっと冷めてしまいましたが、ふと思いました。「レコード盤が比較的新しいのでひょっとしたらCDが売られているのでは?」と思い、その足で矢場町にあるタワーレコードへ出かけました。

 タワーレコードに到着し、サルソウルですから「S」のアーチストのCDを探してみました。すると見事にサルソウル・オーケストラの「マジック・バード・オブ・ファイア」が収録されたCDを見つけました!いやあ、大興奮ですよ。先ほどバナナレコードで初めてサルソウル・オーケストラを知ってから同じ日にやっと見つけたんです。

 かなり興奮したままCDを購入し、CDウォークマンを持っていました(1998年頃はまだ主流だったと思います)から、お店の外でCDを入れ替えし聞いてみました。そうです!ウルトラクイズで使われている音楽そのものでした。これでコレクションが1つ増えました。

 余談にはなりますが、このサルソウル・オーケストラの「マジック・バード・オブ・ファイア」には、ディスコバージョンとかSPレコードバージョンなど、若干アレンジされたバージョンが存在するようですよ。

 最後に、クイズ王の本には「サルソール・オーケストラ」と書かれていますが、正しくは「サルソウル・オーケストラ」。つまり、ソウル・ミュージックになります。

 

参考資料:クイズ王の本

 
 
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