Q:挑戦者が敗者復活した時に流れるジングルって何でしょうね?
 
(2002年頃発見)
(2021年10月2日 再掲載)
 
 ウルトラクイズで毎回出てくる定番の曲といえば、沢山ありすぎて数え切れないくらいですが、挑戦者が敗者復活した時に流れるジングルもその1つですよね。

 テレビ番組に効果音やテーマ曲を付ける作業をするスタッフさんを「音楽効果」または「音効」もしくは「効果」さんと呼んでおりまして、今ではテレビ局とは違う外注の会社さんがやっていますが、ホント、ウルトラクイズを担当された音楽効果さんの苦労が分かる1曲でもあると思います。ウルトラクイズが始まった1970年代後半はレコード市場が賑わっていた事もあり、様々なレコードが溢れていた環境もあるのかもしれませんね。

 さてさて、ウルトラクイズで挑戦者が敗者復活した時に流れるジングルは、フランシス・レイ作曲の映画「レジスタンス(日本語で「反逆」という意味)」から「メイド・イン・USA」という曲が使われています。日本では未公開の映画の映画のようです。勝ち抜けた時のジングルに使われている「ミシシッピ組曲」といい、軽快なリズムの曲を編集してジングルに使う音楽効果さんの技術の高さに頭が下がります。

 
音源情報
「永遠のフランシスレイ・メロディ」 P-10440W
(ワーナーパイオニア・国内盤レコード)
〔1977年〕
 
音源探しの思い出話など

 この曲の情報もオータムさんから教えて頂いたのがきっかけです、

 しかし、オータムさんの情報は「フランシス・レイのメイド・イン・USAだと思います」という情報だけであったので、どんなアルバムに収録されているのかさっぱり分かりませんでした。

 私のホームページに色んな方が来て頂いて、私と同じように音源を調査して頂く方が沢山いらっしゃったのですが、その中に「たのきゅう」さんという方が「力になります」という事でしたので、親しくして頂いた事もあり、国会図書館に足を運んで頂き、音楽資料室で調べて頂こうとお願いしてみました。

 たのきゅうさんは、本当に優しい方であり、お仕事が多忙にも関わらず、お休みが取れた時にわざわざ国会図書館まで足を運んで頂き、「フランシス・レイのメイド・イン・USA」について、もう少し詳しい情報を調べて頂きました。

 というのも、私も昔に、入手困難な吹奏楽のレコードが聴きたくて、名古屋から東京へ遊びに行ったついでに、国会図書館によってレコードを視聴した経験がありましたので、それを思い出したんです。曲名とアーチストからどんなレコードに収録されているか整理されていたからです。確か、私もメイナード・ファーガソンのハリウッドを聞いた記憶があります。

 後日、たのきゅうさんから貴重な情報を頂きました。「永遠のフランシスレイというアルバムに収録されています!」という事でした。また、たのきゅうさんからは「猫、ネズミ、そして、愛」という曲が「敗者復活戦」のタイトルアタックで使われているというのです!

 ここまで分かれば、あとはレコードそのものを入手して、自分で確かめてみるしかありません。どこのお店かは忘れましたが、電話で問い合わせてみたら「在庫あります」との返事でしたので、通信販売で取り寄せ、レコードを聴いてみたら、最初に情報を頂いたオータムさんのおっしゃる通りでした。これでまたコレクションが増えました。

 最後に、貴重な情報を下さったオータムさん、たのきゅうさんには深く感謝致します。

情報提供:オータムさん、たのきゅうさん

 
 
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